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保冷容器

蓄冷剤凍結庫を活用!保冷専門企業による蓄冷剤凍結庫の解説

2023.06.30

蓄冷剤凍結庫(右)

蓄冷剤の凍結庫をお探しですか?

蓄冷剤を凍らせるだけなら、家庭用の冷凍庫でも出来ないことはありません。

 

ただし、家庭用の冷凍庫では、おおよそ0度対応の蓄冷剤を作るのが限界です。

(家庭用の冷凍庫内温度はおよそ-18℃)

 

冷蔵品の保冷目的であれば十分ですが、冷凍維持となると-25℃以下の蓄冷剤を作る必要が出てきます。

そのため、私たちのような専門業者では”蓄冷剤凍結庫”を使うわけです。

 

 

シーエスエスで使用している蓄冷剤凍結庫

こちらは弊社で使用している蓄冷剤凍結庫(右)です。

DAIWA社の製品で、-40℃~-20℃に対応出来ます。

 

※一般的な冷凍庫と違い、極めて短い時間で凍結させることができるのが特徴で、保冷製品関連企業の多くが導入。

http://www.drk.co.jp/product/kitchen/others.html より表引用

 

・翌日の蓄冷剤が不足しそうな時でも、当日の17時に投入すれば翌日使える!(0℃グレード)

・-21℃ の蓄冷剤も活用でき、夏場の商品品質も保てる!

・場所を取らず、省スペースで活用できる!

http://www.drk.co.jp/product/kitchen/others.html より引用

 

参考までに、233FFEという型の凍結能力は以下の通り。

 

http://www.drk.co.jp/product/kitchen/others.html より表引用

 

 

蓄冷剤(保冷剤)を凍結させる方法について

蓄冷剤を凍結させるのに必要な温度

蓄冷剤を凍結させるのに必要な温度

→概ね蓄冷剤の温度帯に対して10℃以上低い事が理想(10℃未満でも凍ることはあるが時間がかかる)

 

※冷凍庫内の場所によって温度が異なる事がある。

業務用冷凍庫などでは冷気を送風によって循環させていますので冷風の当たり方等で変わってきます。

(冷凍ストッカーのように送風がなくて壁面全体を冷やして凍らせる冷凍庫もある)

 

凍らせ方でも凍結スピードは異なる

蓄冷剤(冷凍食品でも同様)を重ねてしまうと凍るのに時間がかかります。

なぜなら、重ねることで一つの塊のようなものになるため、表面から中心まで冷やす負荷が大きくなるからです。

 

そのため、1つ1つの間に隙間を空けて冷風を通すことが重要になります。

蓄冷剤用の急速凍結庫の場合、強力な送風によって全体に冷風を当てて凍結スピードを早めます。

 

http://www.drk.co.jp/product/kitchen/others.html より画像引用

 

 

蓄冷剤を入れるストッカー(クールキャリアやクールオリコンの商品名の物)は容器自体に隙間を多く作り、蓄冷剤同士もくっつかないで隙間があるように配置しておりますので、より確実に1個づつに冷風を当てて凍りやすくしています。

 

https://www.sanko-kk.co.jp/products/sancold/career/index.html より画像引用

 

(やはり、通常の業務用よりも専用の急速凍結庫は大幅に早く凍結します)

 

業務用冷凍庫は急速凍結庫ほどスピードは早く出来ませんが、専用コンテナを使った上で冷凍庫内の風の流れがうまくあたるような位置関係で凍結させれば早く凍結するようには出来ます。

 

 

家庭用の冷凍庫で凍結させたい場合

家庭用冷凍庫では冷風はほとんどありませんが、よくついているアルミの板の上に乗せる事で凍結スピードが早まります。

 

ある程度の量を入れている場合は隙間なく詰め込むのではなく、以下のようにして隙間を作るのがオススメ。

 

・1個づつの間に割りばしを入れる

・使わないまでも互い違いに入れる

 

完全に凍った物なら隙間を空ける必要はあまりありませんが、冷蔵庫同様に詰め込まない方がいいです。

 

 

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そんな方は株式会社シーエスエスにご相談を。

 

弊社では、蓄冷剤および保冷ボックスの設計業務や、生協関連の製品取扱も行っているため、蓄冷剤凍結庫のノウハウを保有しております。

 

試験段階から可能な限り実運用における環境の再現を目指すのがシーエスエスのモットー。そのため、現場での不具合が少なく、お客様からのクレームも極めて少ない高品質な製品を提供しています。

 

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