お役立ちコラム

COLUMNS

保冷容器

航空輸送における保冷剤の取り扱いについて

2024.12.09

航空輸送における保冷剤の取り扱いは、輸送品の品質維持において非常に重要です。

特に医薬品や生鮮食品など、温度管理が求められる製品の輸送では、適切な保冷剤の選定と使用が欠かせません。

 

 

保冷剤の選定ポイント

  1. 温度帯の適合性: 輸送品が必要とする温度帯に対応した保冷剤を選ぶことが重要です。例えば、2℃~8℃の温度管理が必要な場合、その温度を維持できる保冷剤を使用する必要があります。
  2. 持続時間: 輸送時間に応じて、保冷効果が持続する保冷剤を選定することが求められます。長時間の輸送には、持続性の高い保冷剤が必要です。
  3. 安全性: 航空輸送では、ドライアイスなどの保冷剤に関して規制が存在します。例えば、ドライアイスは2.5kg以下であれば持ち込み可能ですが、量に制限があります。

※生鮮食品を冷却する目的に限る

 

 

航空輸送時の注意点

  • 保冷剤の量と種類: 航空会社や国によって、持ち込める保冷剤の種類や量に制限があります。事前に各航空会社の規定を確認することが重要です。
  • 梱包方法: 保冷剤を使用する際は、適切な梱包資材を使用し、輸送中の温度変化を最小限に抑える工夫が必要です。高性能な保冷ボックスやパレットを使用することで、長時間の温度維持が可能となります。

 

 

温度管理輸送サービスの活用

多くの物流企業が、温度管理が必要な製品向けに専用の輸送サービスを提供しています。

例えば、日本通運の「エコジュール」は、専用の定温輸送容器と特殊な蓄熱材を用いて、容器内を定温帯に保って輸送するサービスです。

 

 

まとめ

航空輸送における保冷剤の適切な使用は、輸送品の品質維持に直結します。

温度帯の適合性、持続時間、安全性を考慮した保冷剤の選定と、適切な梱包方法を実施することが重要です。

 

また、専門の温度管理輸送サービスを活用することで、より確実な温度管理が可能となります。

 

弊社では、保冷剤や保冷容器の選定から輸送方法のご提案まで、あらゆる環境を想定してトータルでサポートしております。

温度管理が必要な製品の輸送でお困りの際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

→株式会社シーエスエスへ問い合わせる