夏のスポーツは熱中症のリスクが高くなります。
特に高校野球は競技の特性上練習時間が長くなるのと、大会の過密日程などもあり、毎年多くの選手が熱中症を患っているとされます。
今回は、野球選手の熱中症対策に必要な知識と、活用すべきツールについて解説します。
なお、株式会社シーエスエスは保冷に特化した製品を製造しています。
弊社製品のネッククーラーは市販品と比べると長時間の保冷が可能で、熱中症対策にも活用できます。
製品に興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。
熱中症はやばい
熱中症というと「暑い日にダウンする」くらいのイメージかと思いますが、実際は「病気」です。
決して甘くみてはいけません。
全日本病院協会のページにも以下のように記述されています。
熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のこと。
https://www.ajha.or.jp/guide/23.html 熱中症について 公益社団法人全日本病院協会
人命軽視などと批判されている旧日本軍でも熱中症(当時は熱射病などと呼ばれていた)対策として「帽垂布(ぼうたれぬの)」という布を帽子やヘルメットの後方に垂れ下げ、直射日光による被害を防いでいたとされます。
その結果、多くの日本兵が暑さによる病気を防ぐことができたとも。
熱中症は精神力で防げるものではなく、暑い中活動することが多い野球選手も対策を行う必要があります。
熱中症対策で大事なこと
熱中症は命に関わります。大事なのは「甘く見ない」こと。
自分は大丈夫だったからと言って、他人が大丈夫とは限りませんので、勝手に決めつけてはいけません。
予防法と対策を把握しておきましょう。
予防法
1.良質な睡眠の確保
睡眠不足により、午後以降の熱中症リスクが高くなるという研究結果があります。
朝から活動をしていると、睡眠不足の場合は午後に高体温・脱水が進んでしまうそうです。
このことから、活動時間の多いチームもしくは午後に活動をするチームは睡眠不足にならないことが重要です。
2.スポーツドリンクの摂取
水分を摂る際は塩分や糖分が含まれているスポーツドリンク、もしくは経口補水液を摂ることが大切です。コーヒーや緑茶はカフェインが含まれており利尿作用により脱水状態になる恐れがあります。水や麦茶の場合も別途塩分や糖分を摂取する方法を用意しましょう。
3.食事の摂取
食事により身体活動に必要な栄養を摂ることで、体力が保たれます。
注意点としてはバランスの良い食事を心がけること。
ご飯だけ、野菜だけなどはおすすめできません。
4.適切な服装
極力、黒い色の服装は避けましょう。
熱を吸収し、体温を上昇させてしまいます。
(最近は白いスパイクも解禁されたことで以前よりもリスクは低下しました。)
なお、帽子をかぶっていても首元に直射日光が当たると熱中症になりやすくなります。
日よけのようなものを装着できれば、より良い対策になります。
応急処置
熱中症が疑われる場合、救急車を呼ぶことも考慮します。
特に、意識が朦朧としていたり意識を失った場合は危険信号です。
その前提の上で、以下のような応急処置を行いましょう。
1.スポーツドリンクを飲ませる
可能な限り冷やしたスポーツドリンク(もしくは経口補水液)を飲ませましょう。
ただの水やお茶では、塩分や糖分がほとんど含まれていないため、対策としては不十分です。
どうしても水やお茶を飲ませるのであれば、塩分と糖分を別のもので摂らせましょう。
2.日陰や涼しい室内へ移動
直射日光は体力を奪います。
可能な限り早く日陰もしくは涼しい室内へ移動させ、身体負荷を減らしてあげましょう。
3.身体を冷やす
太い血管が通る首や脇の下、鼠蹊部(太ももの付け根内側)などを冷やすと、血流も冷やされるため体温を早く下げることができます。
活用すべきツール
弊社では、熱中症対策にも使えるツールを開発しています。
性能においては市販品よりも高く、かつ耐久性もあります。
ネッククーラー
保冷剤を入れて首に巻くタイプのネッククーラーです。
予備の保冷剤を以下で紹介する保冷ボックスに入れておくことで、保冷剤が溶けてしまっても交換して繰り返し使用が可能です。
首には太い血管がありますので、これを冷やすことで熱中症を防ぐことが可能です。
保冷ボックス
暑熱環境下での使用も想定された保冷ボックスです。
市販品よりも性能が高く、長時間の保冷が可能です。
スポーツドリンクや保冷剤を入れておき、外での活動時にすぐに使用することができます。
弊社の保冷製品については、お気軽にお問い合わせください。