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熱中症対策に「保冷剤」という選択を。自治体での導入が注目される理由とは

2025.08.08

熱中症対策に「保冷剤」という選択を。自治体での導入が注目される理由とは

近年、猛暑が常態化し、熱中症は高齢者や子どもだけでなく、すべての世代にとって命に関わるリスクとなっています。
そんな中、注目されているのが「保冷剤を活用した熱中症対策」です。

水分補給や休憩に加えて、身体を直接冷やすという視点を取り入れることで、熱中症の予防効果は大きく向上すると期待されています。

 

 

保冷剤による冷却は科学的にも効果的

福岡大学の研究では、保冷剤を装着して運動を行ったグループは、体温上昇や脱水傾向が有意に抑制され、集中力や作業効率の維持にも良い影響を及ぼしたことが報告されています。

出典:福岡大学スポーツ科学部「冷却服着用の効果について」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ohpfrev/35/2/35_91/_pdf

 

また、京都先端科学大学の実験では、15℃前後に冷やしたペットボトルを手のひらに当てる「プレクーリング」により、5〜10分程度の冷却でも深部体温が最大約1℃低下することが確認されました。

出典:京都先端科学大学「手のひら冷却による深部体温の低下」
https://www.kuas.ac.jp/news/4476/

このように、保冷剤を用いた体表冷却は、エビデンスに基づいた確かな熱中症対策といえます。

 

 

自治体による先行事例も増加

東京都環境局がまとめた「熱中症対策事例集」では、地域活動や屋外作業時に保冷剤を脇の下へ当てることで体感温度の低減を図る取り組みが紹介されています。

 

実際に参加した住民からは「楽になった」「集中力が続いた」などの声が寄せられ、実用性の高さがうかがえます。

出典:東京都環境局「熱中症対策事例集(令和3年)」
https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/climate/countermeasures/heat_island/heatstroke/jirei.html

 

このように、個人だけでなく地域単位での保冷対策の重要性が高まっています。 

 

 

保冷の現場を支える企業としての役割

株式会社シーエスエスでは、これまで生活協同組合(生協)をはじめとする多くの流通現場で、食品や医薬品などの保冷輸送に携わってきました。

気温や輸送条件に応じて適切な保冷剤を選定し、安全かつ効率的に冷却環境を維持するノウハウを蓄積しています。

お試し導入をご希望の際はお見積もりいたしますので、ご相談ください

費用対効果が高く、住民の納得感も得やすい保冷対策は、持続可能な熱中症対策として自治体や地域団体での導入に最適です。

 

 

冷却のプロによる熱中症対策をご提案します

地域住民の健康と命を守るために、保冷という視点からできることがあります。
熱中症対策の一環として保冷剤を活用した取り組みを検討されている自治体・団体・法人のご担当者様は、ぜひ一度お問い合わせください。

現場の課題や規模に応じた導入方法をご提案させていただきます。

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